車を廃車するときに、引き取り業者に車を引き渡すと思いますが、無許可の解体業者には気を付けましょう。法律違反となる場合があります。

自動車リサイクル法とは

自動車リサイクル法は、廃車する車をごみとして処分せず、資源として扱い、リサイクル型社会を実現するための法律です。廃車する車の所有者、引き取り業者、自動車メーカー、輸入業者など、その車に関係するそれぞれの立場の人の役割を定めています。

 

1.自動車リサイクル法では、廃車する車は原則として、すべてリサイクルすることとなっています。車の所有者(最終所有者)は、4でかかるリサイクル料金を支払い、許認可を受けた引き取り業者に車を引き渡す義務があります。

2.引き取り業者は、最終所有者より車を引き取った後、フロン類回収業者または解体業者に引き渡します。

3.フロン類回収業者、解体業者、被砕業者は、車を適正に処分し、フロンやエアバッグ、シュレッダーダストなどを自動車メーカーや輸入業者に引き渡す義務があります。

4.車の自動車メーカーや輸入業者は、廃車する時に発生するシュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類を引き取り、リサイクル等を行う義務があります。(フロンは破壊する)

 

悪徳業者に注意

廃車や事故車の引き取り、解体は許認可制となっていて、無許可でこれらを行うと法律により罰せられます。1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。ですから車の所有者は無許可の解体業者に廃車を依頼してはいけません。

悪徳業者の中には、廃車手続きをせず、不法投棄をするケースもあるため、車の所有者のもとに自動車税がかかり続け、請求が来てしまうなど思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。これを防ぐには、名義変更がされたかどうかを証明書等により、きちんと確認する必要があります。

廃車をする場合は、廃車証明書を送ってもらい、きちんと完了しているかどうか確認しましょう。

 

違法となる解体作業

例えば、廃車する際に車の所有者が、カーオーディオなどの車の付属品を外すことは大丈夫なのですが、ウィンカーやドアミラー、バンパーなど車の車体の一部とみなされるパーツを外すことは「無許可の解体作業」とみなされ、違法となる可能性があります。意外なところが盲点となりますね。気をつけましょう。

 

なお、都道府県の調査によると、自動車リサイクル法の施行により、不法投棄等の車両は、施行前の平成16年9月末の21.8万台から、平成20年3月末には2.2万台と大幅に減少しています。すごく成果が出ていますね。地球環境のためにも、大切な愛車のためにも、リサイクルをこれからも頑張って行ってもらいたいですね。